大阪人は関東に異動を命じられた時、真っ先にお好み焼き屋・たこ焼き屋がある土地を探す――。
そんな噂がまことしやかに囁かれているらしい。
当の大阪人としてこの嘘か誠か分からぬ噂を全面的に肯定するわけではないが、地元の知人が関東に引っ越し、“粉ものロス” に陥ったという話は何度か聞いたことがある。
筆者 “ナニワ” も、上司に「今度から関東の支店勤務な~」と唐突に告げられたクチだ。移動先は神奈川・茅ヶ崎市。湘南海岸の西端に位置するが、品川からは東海道線で40分と、意外と都心にも近い。
茅ヶ崎へ引っ越せと命じられ、開口一番に出てきたのは言葉はこうだ。
「茅ヶ崎って、美味しいナポリピザ食えるんですか?」
そう。何を隠そう、私は粉ものと言えばピザが出てくる類の大阪人なのだ。上司は私に、まるで異教徒でも見るかのような視線を投げかけてくる。
上司の侮蔑をよそに、私の頭は既に茅ヶ崎のピザのことで一杯である。移動命令が出た日の午後は全て茅ヶ崎エリアのピザ店のリサーチに費やし、その日のうちに朝昼晩3食ピザを食べ歩く旅程を組んだ。
今回の記事では、そんな私が茅ヶ崎に引っ越し、相方(嫁)と共に実行した食べ歩きの旅程を皆さんに報告するとともに、各ピザ店を紹介していきたい。
店舗の選定基準
「おススメのピザ屋を教えて」と聞かれたとき、私はいつも「どういうシチュエーションで行くんですか?」と聞き返す。ピザ店は味の優劣ではなく、TPOに応じた使い分けが最も重要だからだ。
茅ヶ崎のピザ屋のことを聞くならGoogleよりもナニワ、と言われたい。そのために必要なのは、様々な雰囲気のピザ店を訪れ、引き出しの種類を増やすこと。
ということで、今回の食べ歩きでは朝・昼・晩と1店ずつ、方向性が全く異なるピザ屋を回ることにした。店名と想定されるお店の雰囲気は、以下の通りだ。
・朝:ナポリの窯 茅ヶ崎店 → 自宅に近い。パン屋も併設されており、日頃から行きやすそう。
・昼:Pizzeria&Osteria AGRUME(アグルメ)→ 茅ヶ崎海岸に近く、富士山が見える遊歩道にも近い。湘南らしさを味わえそう。
・晩:MOKICHI TRATTORIA(モキチ・トラットリア)→ 古民家を移築した「非日常」感のある内装。ロマンチックに決められそう。
上の順で食べ歩きをすれば、「朝は普段通り。昼に海岸まで遊びに行って湘南を満喫。夜は素敵なディナーでカッコつける」と、メリハリのある最高の休日を送ることができる……という算段だ。
そんなわけで、私は食べ歩き実行日を「ピザデー」と名付けた。
先述の通りピザに優劣をつけるつもりは無いが、一応の比較用にそれぞれの店舗ではマルゲリータピザを1枚注文。もう1枚は、そのお店で目についたものを思いのま頼むことにした。
本来ナポリピッツァは1人で1枚食べきるのがマナーとされているが、せっかくの食べ歩きなので私と相方で2枚のピザをシェアして食べている。過激派には怒られそうな愚行かもしれないが、この点はご了承いただきたい。
「大阪人は喋りたがりで前置きが長い」とはよく言われたものだが、自分でもそれを証明してしまった気がする。
さっさとピザデーのレポートを始めていこう。
ナポリの窯 茅ヶ崎店(+湘南ベーカリー&カフェ)
店舗紹介
ナポリの窯は全国チェーンであるため、ご存知の方も多いだろう。本場イタリアのレシピにこだわったナポリピザが特徴的で、宅配も行っている。
茅ヶ崎店はフレスポ茅ヶ崎というモールに店を構えており、「湘南ベーカリー&カフェ」というパン屋と同店舗内にある。パン屋が併設されているナポリの窯は非常に珍しい(おそらくここだけ?)。
イートインコーナーもあるので、ピザやパンをその場で楽しむことができる。住宅街近くにあるためか、子連れやカップル、ご老人など、地元の人が多く訪れている印象だ。
町内会の掲示板的なコーナーもあり、「湘南の人の日常はこんな感じなのかぁ」としみじみ感じることができたのは、新参者ナニワにとって嬉しい限りだ。
完全に私の偏見だが、湘南は暴走族が人口の30%くらいを占めると思っていただけに、この日常感を味わえたことに胸を撫で下ろすほかなかった。
筆者自宅の近所(徒歩10分)ということもあって、お昼にピザを食べるついでに翌日の朝食用にパンを買う……なんて使い方が個人的にはベストな気がする。
今回は朝に来てもうたけども。
相方とも話していたことなのだが、この店舗は店長の気配りが心地よい。客である我々にはもちろんのこと、他の店員さんを気遣った言葉も時折聞こえてくるのだ。
難波のとある家電量販店でのバイト時代に心を折られた事があるナニワは、「え? こんな環境で働けるんですか?」と耳を疑ったくらいだ。
しかも店長、店内の撮影にも快く応じてくれた。大阪なら追加料金取られてもおかしくないで、ホンマ。(偏見を煽る気はないが)
[キャプション]余所者の私にも優しく接してくれた澁谷店長。茅ヶ崎店のピザは店長自ら焼いてくれました!
食レポ
ナニワと相方は、開店時間の10時ぴったりに訪問した。開店直後からパンを求めて来店するお客さんが多く、私の相方もベーカリーコーナーに目が奪われていた。
しかし本日は私が制定したピザデーである。パンを食べたそうにしている相方をよそに、私はピザを注文した。
【トマト多めのマルゲリータ】
マルゲリータと言えば、ナポリピザでは基礎中の基礎のようなトッピングだ。そもそもナポリピザは、「マルゲリータ」「マリナーラ」「マルゲリータ・エクストラ(マルゲリータDOP、とも言う)」の3種類しか認められていない。
トマトソースの上にモッツァレラチーズとバジルの葉を載せて焼くという極めてシンプルなレシピだからこそ、そのお店の特徴が顕著にあらわれる。大阪人らしくお好み焼きで例えるなら、豚玉的な立ち位置だ。
注文をしてから5分ほどで、ピザ・マルゲリータがテーブルに届けられた。すると不思議なことに、私と相方の頭からはパンのことが吹き飛んでしまった。
「朝に嗅ぐマルゲリータの匂いは最高だ」という名言の通り、朝一に頼んだ自分を褒めたくなるような香り。これぞピザ、と言わんばかりのトマトとチーズの黄金比。
ナポリピザは熱いうちに、がマナーだ。ということでさっそく食してみると、メニュー名の通りトマトの新鮮な酸味が際立つ。それでいてモッツァレラチーズの存在感もあり、イタリア人が極めたであろう「トマト × チーズ」の組み合わせを存分に楽しむことができる。
生地も、外側はカリカリ、中はもっちりの王道ナポリピザ。中心部からコルニチョーネ(耳の部分)までもっちりしており、コルニチョーネの焦げ目がさらに食欲をそそる。
一発目から特大ホームラン。私のピザデーは、既に成功を約束されたようなものだ。
・相方コメント
シンプルな味付けで、これぞ「マルゲリータ」という感じ。3店比べてみると、一番チーズの味がしっかり出ていたと思います!
【バジルとモッツァレラチーズ】
もう1枚は何を頼もうかと相方に相談すると、バジルに目が無い私に気を遣ってか、彼女は「バジルとモッツァレラチーズ」を注文。
ホンマすまん。次からはメニューを食い入るように見ないよう気をつけます。
そんなこんなで頼んだバジルピザは、バジル好きな私ですら驚いてしまう程のバジルっ気の濃さだった。
しかし、そんなバジルの濃さにもかかわらず、モッツァレラチーズとのバランスは絶妙。たとえ本場ではナポリピザとして認められていないレシピだったとしても、私は臆することなくこのピザを愛し続けるだろう。
だってバジル美味いんやもん。
・相方のコメント
私はバジルがあまり得意ではないので、少しバジルを塩辛く感じてしまいました。ただ、それくらいの濃さなので、バジル好きなら絶対にハマるはず。
ひとことメモ
モールに入店しているということもあって、駐車スペースも充実している。だがモールが混む時間に車で来てしまうと、駐車場が空くまで待たないといけないかも。近所なら徒歩で来るのが良いだろう。
また、茅ケ崎駅から本店舗まで来る場合、ルートによっては歩道が無い道を通ることになる。交通量も多いため、歩道がある下記ルート推奨。
さらに付け加えると、湘南ベーカリー&カフェで有名な「湘南生食ブレッド絹」は、電話で予約しておけばお取り置きしてくれる! 私も事前に電話して、無事購入することができた。
食パンを提げて食べ歩きすることになったので、そこは失敗だったが……味の良さを考えると、必要な犠牲だったのだ。
Pizzeria&Osteria AGRUME(アグルメ)
店舗紹介
茅ヶ崎駅から海岸方面に歩いて20分ほどに位置するアグルメ。茅ヶ崎海岸からも10分弱で来れるので、ビーチに遊びに行くついででも寄りやすい。店員さん曰く、茅ヶ崎海岸に最も近いナポリピザ屋とのこと。
茅ヶ崎駅から南下する大通り沿いに歩きアグルメに向かっていると、あの小川直也さんの顔が現れた。
一体何事だとあたりを見回していると、近くに「小川道場」があった。探していたわけでもないものに出会うって、なんかええよね。
さて、話が逸れてしまったが、アグルメの特徴はなんといっても明るく話好きな店員さんたちだ。私が店内の様子を撮ろうとカメラを構えていると「どうです?映えます?」とチヤホヤしてくれた。
[キャプション]筆者のカメラをやたら褒めてくれた素敵なスタッフさんたち。良い笑顔してはる。
立地的に、友人が遊びに来た時に湘南海岸に連れて行くついでに立ち寄るのが良いだろう。リーズナブルかつ湘南感を味わえるランチを振舞えば、茅ヶ崎を十二分に堪能してもらえる。
食レポ
ナポリの窯 茅ヶ崎店で小一時間ほどゆっくりしてしまったが、茅ヶ崎駅前を散策した後にアグルメに向かったため、お店に着いたのは13時半ごろ。ランチの波が去ったのか、店内には数組のお客さんが食後の談話を楽しんでいた。
ボードがどうの、波がどうのという言葉が聞こえてきて「いやベタか!」と突っ込みたくなったのはさておき、どうやら本当にベタベタの湘南ピープルが来るお店らしい。店先にサーフボードを載せた自転車も停まってたし。
(写真に収めるのは忘れた)
カメラを運ぶためにゴツいカバンを背負っていた私は、どこからどう見ても観光客。よそ者感がにじみ出る私に「どこからお越しになったんですか?」と聞いてくれたフレンドリーな店員さんに事情を説明すると、その人も数年前に茅ヶ崎に引っ越して来たのだという。
注文することも忘れ、しばらく茅ヶ崎の魅力について語らってしまったが、なんとなく茅ヶ崎に受け入れられた気がした。茅ヶ崎はやはり、良い人が多い。
【マルゲリータ】
さて、いくら人が良くてもピザが悪いと……なんて厳しい意見をお持ちの方もいるだろうが、その点は心配いらない。
ナポリピザは生地が柔らかいことが特徴だが、アグルメの生地は3店舗中で最もフワフワだ。マルゲリータはトマトとチーズのバランスが良く、ランチとして食べるのにちょうど良いあっさり具合。間違いなく万人に好まれる味だ。
私は徒歩で移動したせいでとんでもなく腹が減っており、1枚半ほど食べたいところだったが、普段ランチとして食べるならちょうど良いサイズだろう。
マルゲリータを撮影していると、カウンターの奥の方から「やべぇめっちゃ良いカメラで撮られてる」とはしゃぐ声が。
「次のやつは気合い入れて焼くわ」との意気込みも聞こえてきたが、私に聞こえるように言うたらアカンやろ……でも、お茶目な店員さんがいるお店って、ええよね。
・相方のコメント
生地がとてももっちりしていて、チーズとトマトのバランスも絶妙。ランチとして食べても全然胃もたれしなさそうなあっさり系ピッツアでした。サイズも、私にはちょうど良かったです。ランチに訪れる女性が多そう。
【モルタデッラ】
マルゲリータを頼んだ時に「他におすすめありますか?」と聞いたところ、今はポーク系が美味しいのだという。
店員さんに「このハムをさっきつまみ食いしたんですけど、美味しかったですよ」と言われたので、モルタデッラを注文。ん? つまみ食い?
[キャプション]モルタデッラは、本日のおすすめピザだった。
モルタデッラは、いわゆるボローニャソーセージだ。モルタデッラ、モッツァレラチーズ、トマトソースとこれまたシンプルなレシピである。
もう読者の皆さんは想像がついているかと思うが、チーズとハムの塩っ気は合う。もう運命としか思えないレベルだ。
店員さんの言う通り、まずハム自体が美味い。そしてモッツァレラチーズも美味い。ハムにチーズ、鬼に金棒だ。
ランチにタンパク質をとったことで、午後も元気に活動できそうだ。実際、元気が出過ぎて2時間ほど海岸を散歩してしまった。
・相方のコメント
ハムがとても美味しかったので、他の一品料理も食べてみたい! 夜はバルのようになるらしいので、また夜に来てみたい。ピザ以外のメニューも多く、次回はパスタとか試したいなぁ。
ひとことメモ
アグルメは大通りを使ってたどり着けるので、道順は割愛する。
ただ一点、晴れた日に行くとより楽しめるとだけ付け加えておきたい。アグルメから茅ヶ崎海岸の方に歩いていくと歩道橋があり、空気が澄んでいるとそこから綺麗に富士山が見えるのだ!
ちなみに筆者が行った日はこんな感じ。
[キャプション]この道の先に富士山が見える……らしい。心が澄んでいないと見えないのかしら。
お店の人には「今日は多分見えないから、また来て下さい」と上手い営業トークをされてしまった。これはリベンジするしかない。
MOKICHI TRATTORIA(モキチ・トラットリア)
店舗紹介
茅ヶ崎駅から相模線に乗り2駅いくと、香川という駅に着く。そこから15分ほど歩いたところにあるのがモキチ・トラットリアだ。70台以上駐車できるスペースがあるので、車でも来やすい。
明治5年(1872年)に創業した熊沢酒造が運営する店舗で、古民家を小山の隣に移築したオシャレ度が高めなレストランだ。酒造が運営していることもあって、敷地内の工房で作られたビールを楽しむことができる。
筆者は一滴も酒を飲めないほどアルコールの耐性が無いのだが、その事を店員さんに伝えると「鍛えましょう」と応援してくれた。
さすが、「よっぱらいは日本を豊かにする」を社是に掲げているだけはある。しかし湘南は下戸に厳しいな……。
食レポ
3店舗のうち、モキチだけは事前に予約をしていた。お店の敷地面積は広く、席も豊富にあったのだが、私が予約を取った夜はキャパがいっぱいだったようだ。さすが人気店。
同じ敷地内に蔵元料理店やカフェ、ベーカリーなどもあるが、いずれもオシャレ過ぎて眩しい。ちょっとナニワにはレベルが高すぎたか?
しかし、デートを前提にしたピザ屋の選定は、間違いなく需要が高い。「茅ヶ崎ピザ」でGoogleの上を目指すためには、ここを避けては通れまい。
中庭にもテーブルが置いてあったので、暖かい日には中庭でも食事を楽しめるようだ。私たちが訪れたのは18時半ごろだったため、ライトに照らされて明暗のくっきりした景色しか見ることができなかったが、晴れた昼間に来るとまた違った雰囲気を楽しめるのだろう。
【マルゲリータ】
モキチはピザ以外にも、生パスタやハム、ソーセージなどバラエティ豊富なメニューが用意されている。
とはいえ、ピザデーの締めはピザと相場が決まっている。相方も、ここまで来たらピザを楽しみ切ってやると腹をくくってくれた。いい嫁やでホンマ。
さて、モキチのマルゲリータだが、前掲の2店に比べると生地は薄めだ。
それでも外側はカリカリ、中身はふわふわというナポリピザらしさを感じることができるのだから不思議。生地の中に四次元空間でも広がっているのか?
トマトが多めで、食材そのものの味を堪能することができる。チーズがまばらに配置されているため、一口ごとにチーズとトマトの比率が変化するのもオツだ。こりゃ何枚でもいけるぞ。
・相方のコメント
トマトの酸味が最高! 美味しい! 量も多すぎず、何種類か頼んでシェアして食べたいです。ただ、この日はピザを食べ過ぎていたので、1枚分が限界でした。
【湘南ペスカトーレ】
しらすを食べずして、湘南の食を語る事は出来ない。ピザメニューに「しらす」の文字を見つけた我々は、待ってましたとばかりにこれを注文。
エビ、イカ、ホタテ、ムール貝、しらす、青のり、ニンニク、オレガノ、グラナと、本日食べた中では最も具沢山なピザだ。
口にした瞬間、海鮮の――磯の匂いが口の中に広がるものの、ニンニクの辛みが効いているので生臭さは一切感じず、非常に食べやすい。
具沢山なピザは「具が多すぎて結局何を食っているのか分からない」となりがちではあるのだが、良い塩梅で具が散りばめられているため、それぞれの海の幸を楽しむことができる。
続けて何切れも食べるとニンニクの味がくどく感じるかもしれないが、オリーブオイルをかけるとあっさりとした口触りになるので、お好みで加えると良いだろう。
・相方のコメント
珍しいピザなので、特別な雰囲気のあるお店にぴったり! 他のピザも食べたかったけど、見慣れない横文字メニューが多かったので「しらす」の文字に食いついてしまいました……。今度、イタリア料理の勉強をしてから再チャレンジします。
[キャプション]ピザ以外に唯一チャレンジしたソーセージ。肉汁が滴り、本格ゲルマン魂を味わうことができる。
ひとことメモ
モキチには広めの駐車場が用意されているので、車でなら非常に来店しやすい。ドライブデートの帰路で寄れば完璧だろう。
私は車を持っていないので電車での移動となった。車くれ、誰か。
私のように香川駅から歩いていく場合、道幅が狭い上に車通りの多い道路があるので注意が必要だ。少し遠回りになるが、裏道を通って行った方が安全だろう。
翌日の晩につい宅配を……
さて、朝・昼・晩とピザ食べ歩きを敢行したが、後日この記事を書いていたらまたピザを食べたくなってしまった。あれこれ中毒症状じゃない?
しかし記事も書き上げなくてはならない。仕事だもの(違うけど)。
ということで、夜ごはんに宅配ピザを頼むことに。
ナポリで宅配!
正直、ピザなら何でも良いとさえ思うくらいピザ欲が高まっていたのだが、幸いにして我が家はナポリの窯の宅配圏内だった。
自宅が宅配圏内かどうかは、ナポリの窯のオンライン注文システムから確認することができる。
オンライン注文は晩は21時までらしい。これは覚えておかないと、いつか痛い目に遭いそうだ。
せっかくだし、相方に好きなものを選ぶように伝えた。そして、「これが一番写真映えしそうじゃない?」と選んでくれたものを頼むことに。宅配ピザもオンラインで注文すると、25分ほどで自宅のチャイムが鳴った。
※自宅は茅ヶ崎店より徒歩10分ほど。
食レポ
食べ歩き記事を書いておいてなんだが、私はどちらかというと出不精だ。パソコンでポチポチするだけで自宅の扉までピザが届くのだから、もう引きこもろうかしら。
いや、私のことなどどうでも良いので、我が家に届いたピザの食レポを綴っていこう。
【照焼きチキンと北海道ポテトのピザ】
筆者はかつてアメリカで武者修行をしていたことがある。その時、人種差別の類は経験しなかったのだが、唯一日本のピザだけは蔑まれた。「ピザ(※)にマヨネーズかけるなんて外道だわ」といった具合である。
余談だが、カタカナ表記ではアメリカのものを「ピザ」、イタリアのものを「ピッツァ」と区別するらしい。アメリカのピザは比較的生地が薄く、具の種類も豊富だ。だが先に述べた通り、具沢山すぎて大味になるきらいがある。
もちろんそれはそれで美味しいのでたまに食しはするのだが、私はやはり “ナポリピッツァ” に戻ってきてしまう。
今回 “ピザ” の表記に統一したのは、相方に「ピッツァピッツァうるさい」と言われたからである。やっぱり “ピザ” の方が一般的よね……ナニワ悲しい。
話を戻すが、いくらピザとマヨネーズの組み合わせを忌み嫌おうと、このピザを食べれば彼らも黙すること山の如しだ。外道だろうが鬼畜だろうが、美味しいものは美味しい。
照り焼きチキン、ポテト、マヨネーズ。美味しいもので舌を殴ってくるかのようなパワフルさだ。美味しくないわけがない。
・相方コメント
照り焼きが好きという理由だけで選んだのですが、素直に美味しい! メニューに「お子様に人気」と書かれていた通り、子どもなら絶対に喜ぶ味!
最後にひとこと
「子ども」という単語が出てきて一瞬冷や汗をかいた私だが、そんな不安も吹き飛ぶほど美味しいピザをもって、この記事を締めくくりたいと思う。
今回は3店舗の紹介となったが、茅ヶ崎には個人経営の飲食店が非常に多い。探せばもっと色々なナポリピザ店を見つけられるに違いない。
いやぁ、こんなにナポリピザに恵まれた土地で暮らせるなんて、弊社の人事部に感謝せんとあきまへんな!
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これは良生地、いや良記事www
うまそうやん^^
アグルメ見落としてたからいってみよ
ナポリの窯、、、ピザ屋さんだけどうまい食パンがある。。。
個人的にはパン屋として活用
宅配ピザで”美味い”のは間違いなくナポリの窯なんだよなぁ。
面白いし参考になった!小川道場茅ヶ崎にあるんだ!ってピザじゃねえwww
Good choice!
素敵なお店のチョイス参考になりました。
また素敵な画像のブログを楽しみにしてます。
ナポリの窯のパンうまいよ^^
美味しい(*^^*)家族みんな大好き〜♡
ピザはマリナーラ!茅ヶ崎でうまいとこある?
ピュア カリとか、Pizzeria Ottavoとかも茅ヶ崎は結構ピザ美味しいところ多いよね
モキチいいよね~。雰囲気◎
近くはよくとおるけどトラットリアモキチぜんぜん知らなかったよ~~~泣。
アグルメはバツグンにうまし!ナポリの窯はおねがいだから宅配のエリアをひろげてくれ!
個人的にはダイーサのピザよりナポリの窯のほうが好き!茅ヶ崎にできてからはちょいちょいテイクアウトしに行きます。フレスポの前の道の混雑なんとかしてくれないかなぁ。。。
トラットリアモキチまた行きたいなぁ~~~~
ナポリのピザ🍕大好き(^з^)-☆
同じ人がいて嬉しい😆
バナナ🍌ピザ🍕めちゃウマボンバー(^o^)o(^o^)o
真似して茅ヶ崎で食べ歩きするかな🤩
https://matome.naver.jp/odai/2143625044877677801
マツコの知らない世界見て初めて知ったけどそれから宅配ピザはナポリの窯しか食べなくなったなぁ。。。
バナナのデザートピザがヤバすぎる笑
ピザ好きにはありがたい情報!
茅ヶ崎は通るだけであまり寄る機会がなかったからこれを期に突撃してみようと思う。
シェーキーズしかいかなかったけど笑
....φ(・ω・` )カキカキ